MRのキャリア相談を日々受けている中で、最近とくに気になるのが、30歳を過ぎても“経験の幅”が極端に狭いままの方が増えていることです。
❓「まじめにやってきたのに、なぜ通用しないんですか?」
これは、ある35歳の候補者の方から実際に受けたご相談です。
新卒で日系の製薬会社に入り、10年以上、真面目にやってきた。でも――
- 扱ってきたのは糖尿病や高血圧の既存品
- 訪問先は開業医が中心
- 病院担当やKOL対応の経験なし
- オンコロジーや免疫領域には全く関わったことがない
このまま会社に残れればいいですが、残念ながら大手を含めて45歳前後でのリストラが当たり前になりつつある昨今、35歳時点でのキャリアの“厚み”が明暗を分ける時代に入っています。
⚠️以下の会社に心当たりはありませんか?
ここからは仮名ですが、新卒や20代の転職で以下のような企業に入られた方は要注意です。
- 漢方メーカー
- 日系中堅
- ジェネリック主体のメーカー
もちろん、これらの会社が悪いわけではありません。
むしろ安定していて働きやすい環境も多いです。
でも、「ずっとこのままでいいのか?」と、一度は立ち止まって考える時期が30歳前後なのです。
💼「コントラクトMR」になれない時代が来る?
かつては「最悪、CSOがあるからなんとかなる」という考えもありました。
しかし今、CSOですら、採用の“質”を重視しています。
特に求められているのは以下の経験です:
- オンコロジー、免疫、希少疾患(オーファン)
- 大学病院担当
- KOLとの折衝
- 新薬・適応追加・ローンチ対応
こういった経験がない場合、同じ“35歳”でも、書類で足切りにされてしまうことが珍しくありません。
🎯30代前半は“分岐点”です
本音を言えば、「動くなら今」です。
35歳を超えると、選択肢は一気に狭くなります。
30代前半であれば、多少未経験の領域でも“伸びしろ込み”で評価されます。
逆に、35歳で初めてオンコロジーに挑戦するのは、正直かなり厳しいです。
✅無料キャリア相談、受付中です
「自分のキャリア、このままでいいのかな?」
「興味はあるけど、何をすればいいか分からない」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
自分では気づいていない“強み”や“リスク”を、客観的にアドバイスします。
「今が楽だから」ではなく、「5年後に笑えるかどうか」でキャリアを考えましょう。
転職するかどうかは、その後でゆっくり考えればOKです。
まずは、あなたの立ち位置を一緒に整理してみませんか?